睡眠には質がある。

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睡眠の質を高めることが、日々の健康につながります。

現代人の1日の睡眠時間は成人で平均約7時間程度といわれています。長ければ良く、短ければ悪いということではなく、重要なのは質(Sleep quality)です。睡眠の質を高めることが、日々の健康につながります。質の良い睡眠は、自然で心地よい寝付きと、ストレスのない深い眠りが大きな要素となっています。寝付きは、自律神経のバランスに深く関わっていますが、ちょっとした工夫で自律神経をコントロールできる場合もあります。また、深い眠りは、自分に合ったベッドマットレスや軽い寝具を選ぶことでも実現できます。

◎自然な寝付きは、就寝前に習慣をつくる事が有効です。テレビを消す、スマホを閉じる、調べごとをやめるなど、脳を活性化することは極力さけるようにします。逆に、お気に入りの写真集、好きなジャンルのカタログ、何度も見た教本など、すでに経験した情報を繰り返すことで安心感が得られて、寝付きには効果的です。また、人間は、睡眠に入ると汗をかくことで体温が下がります。この身体生理も、うまく利用すれば心地よい寝付きにつなぐことができます。例えば、入浴で上がった体温が下がり始める頃に就寝時間を迎えたり、飲み物などで、体温をさげるも有効的な方法といえます。

◎深い眠りは、朝まで目覚めないことが理想とされています。深夜の目覚めは、心配事や悩み事などの心的要因を別にすれば、睡眠中の騒音や身体的に加わったストレスが原因です。枕に違和感を感じる、マットレスの硬さがしっくりこない、布団の重さが気になるなど、様々な要因が考えられます。結果として、寝返りが多くなって浅い眠りを繰り返す、十分に寝たのに疲れが取れない、という状態になります。これらは、自分に適した寝具に変える事で改善することがあります。特にマットレスは種類も多く、それぞれの特徴も備えていますので、よく吟味して選びましょう。

睡眠の質が良くないと、健康を害することがある。

◎睡眠の質が良くない状態が続くと免疫力が低下します。細菌やウィルスへの抵抗力が弱まり病気にもかかりやすい体質になってしまいます。
◎慢性疲労の大きな原因の一つが質の悪い睡眠です。朝起きた時から疲れている、何時も疲れているなど、現代病と言われた状態になります。
◎睡眠の障害は生活のサイクルを乱し、消化器系にも悪い影響を与えます。快食・快眠・快便が繋がっていることを認識しましょう。
◎質の悪い睡眠は、睡眠時間が不足することにもなります。睡眠不足の弊害であるエネルギー不足は肥満を増長させるとも云われています。

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